ちょこころねを頭から食べるblog

ちょこころね(Twitter:@81shogi_)のブログ。不定期更新。そもそもなんでもかんでもツイートしてるのにブログに何を書くことがあるんだって話ですけど

君の膵臓を食べたいから今夜は焼き肉だな

こんにちはもしくはこんばんは

ちょこころねです。

君の膵臓を食べたいを読みました。ブーム過ぎてるんだよなあ・・・

せっかく読んだので今日は読んだ感想と疑問点を書きます。恥ずかしながら小説を読み慣れていないので全然わからないことだらけでした。

 

※以下ネタバレを含みます。お気をつけて。

また、本作品が大好きで批判されるのが不快だという方はここでブラウザを閉じていただくことを強くオススメします。

 

 

いきなりですけどまずはタイトル回収から。君の膵臓を食べたいという言葉は「爪の垢を煎じて飲む」とかもっと実直に「君のようになりたい」とかみたいな意味の言葉なのかなと思いました。まあ思いましたって言うか作中に書いてあるんですけど

でもそういったありきたりな、よくある言葉や関係ではない。2人はもっと特別な関係だと強調したいという言葉選びというオチでしたね。

 

作品を読んだ方は膵臓(臓器)を食べることの意味はわかると思うのでここの説明は割愛します。僕が疑問に思ったのはそれと本書における使われかたの関係です。女の子(山内桜良)が膵臓を食べたいというのは理解出来ます。そのまんまですからね。

しかし最後に男の子(志賀春樹)が彼女に送ったメールに関してはよくわからなかったです。彼が選んだ言葉にどういった意味があったのでしょうか。一目機転の利いた返答ではありますけど、どうして彼が彼女の膵臓を食べたいのでしょうか?以前に死んだら火葬されるより食べられたい的なことを言っていたから?なんかそれだけでは弱いような気がします・・・

わかる方教えていただけるとうれしいです。

 

 

次。咲良ちゃんの部屋へ招かれ、咲良ちゃんに冗談で押し倒されるようなからかわれ方をされて春樹くんが怒るシーン。

本書で(おそらく)ターニングポイントである重要イベントですよね。(違うかな?)初めて春樹くんが他人に対して(特に咲良ちゃんに対して)感情をむき出しにしてそれを行動に示した描写で僕もお気に入りのシーンです。

個人的にはこのシーンは涙なしには読めない最高の山場だと思ってます。内向的でそれまで何をされても他人へ興味を示すそぶりを見せなかった春樹くんが他人へ向けての感情を(理性で制御できなくなってしまうほどに)示し、行動に出すというのは春樹くんの心境の変化や成長をはっきりと読者が感じ取れる感動のシーンだと感じました。

 

というかそれまであれだけ執拗に誘惑されても理性を保ってられた春樹くん聖人かよって話ですけど・・・

キョンでもハルヒに手出すレベルですよ。

作中では言及されてないですけど春樹くんってホ○なんですかね?まさかの古泉枠??

 

まあその話は置いておいて

 

僕が疑問なのはその後です。春樹くんがちゃんの元カレにエンカするシーン。あれがよくわからなかったです。いきなり出てきて誰だよお前って感じですし、彼の登場シーン結局あれだけでしたし。

確かに前から元カレの話はちょこちょこでてきてましたしまあ登場してくること自体は話の流れによってはありえると思ってましたけど、春樹くんとのやりとりの意味がいまいちわからなかったんですよね。あのシーンというか会話は本作品中でどういった意味を持つんでしょうか?

僕には彼が2人の仲直りのダシに使われたような感じがして「彼の役目それだけ!?」って感じでした。このままでは元カレが不憫なのであのシーンは2人のこんなことを暗に示してるんだよっていうのわかる方いたら教えてください。コメントでもTwitterでも待ってます。

 

 

もう一ついいですか。共病文庫を読み終えた後、春樹くんからの種明かしの件です。彼の初恋が作り話だっていうやつです。

あれほんとにわからないです。しばらく考えたんですけどどういうことなのか全くわからないのでこれわかる人いたらほんとに教えて欲しいです。直後に春樹くんが太陽さんって言ってるのが何か関係してるのかとか登場人物で「さん」付けして会話してる人いないかとかいろいろ探してみたけど全くわからないです。あれただ単にいままで恋した相手はいなくて初恋の相手は咲良ちゃんでしたっていうことなんですか?

 

 

とまあ長くなってしまいましたけどそれなりに面白かったですよ。最後に彼女が病気ではない理由で急死してしまうのもなんか考えさせられる感じで深いなあって思いました。

(↑薄っぺらい感想)

 

全体になんだか難しくて感覚的には作品の2~3割くらいしかわからなかった印象です。やっぱ名作はすごいなあって

 

しかし僕はこういった話はどうにも陰キャオタクの妄想みたいに感じられてしまいます。あんな卑屈な男と一緒に居て楽しいわけないでしょ。あんな女の子いるわけあるか。なんて考えてしまう陰キャな自分がいるので心から面白いと思えない部分もありました。

 

 

あと最後に。名前の話になったときに咲良ちゃんが志賀春樹くんに言った一言

 

「(君の名前もぴったりだよ)ほら、死が横にいる」

 

 

死が(志賀)横にいるのは咲良ちゃんなのでは??

 

 

・・・

 

 

・・・・・・

 

 

 

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